今日は、8月6日
広島に原爆が投下された日なので、
戦争の話をーー
以前にも、紹介したので
覚えている方もいるかもですが
昨日、「戦場ぬ止み(いくさばぬ どぅどぅみ)」を見に行って来ました
米軍基地普天間移設問題の住民運動のドキュメンタリー映画です
私がこの問題について
考えるようになったきっかけは
2007年 LIVE earth in 幕張メッセ での
coccoのメッセージでした
ジュゴンの見える丘
を歌う前に MCした内容です
沖縄の女なので、沖縄の話をします
沖縄の海はまだ美しく見えます
ジュゴンなんか見たことがない人が付けた
「ジュゴンの見える丘」っていう丘から臨む海は
まだとても美しく見えます
その海にアメリカ軍のヘリポート移設が決まって
国はもう着工のために海底調査機を入れてもう乗り出しています
どんなに声をあげても拒絶しても諦めなきゃいけないことがあるんだって、どっかで覚悟しなきゃって思い始めてて
それで、かといって沖縄の人が全員、ヘリポートの移設を反対しているかといったら、そうじゃない事実もあって
飴と鞭の、ヘリポートが鞭だったら、飴っていう施しを受けてる大人の政治があることも事実で
そうじゃなくても、私たち人間がぶち壊してきた尊いものがいっぱいそこにあって
それをなくして失ってから悔いて泣くしかないのかなって思う毎日でした
でも先月その海にジュゴンが帰ってきました
ちょうどそのヘリポート移設の海の
ちょうど国が設置した海底調査機の真上の
バカみたいに綺麗な海の上に、ジュゴンが二頭泳いでいる姿が映像に収められて、
そのニュースは沖縄中を駆け巡りました
いままで、自分は政治家じゃないし唄うたいだから、わからないけど唄うしかないって多分やってきたけど、でも、6月23日の慰霊の日に、ぎょうせいてんのジュゴンの祈りみたいみたいなあの時
こ達は、なにも守れなかったしなにもしてあげられなかったし、ぶち壊してきただけなのに、それでも戻ってきてくれたジュゴンに
こは、一生かけて向かいあっていかないといけねえと思いました
多分そのジュゴンのニュースが、内地で、どれぐらい流れたかは知らないけど、とっても美しくジュゴンでした
こんなよ、公共の場所で、人様のイベントでこんなにたくさんの人がいるところで
でも、今日はわがままに歌わせて欲しいと思います
次の曲をあのジュゴンのためにだけに唄いたいです
これを聞いてね、この問題
遠い沖縄の話って思わないで
知っていかなきゃいけないことだと思ったのです
これって2007年なんだよ
映画では、去年ぐらいから、今年の4月ぐらいまでを、密着してます
今年って2015年だからね
戦いは2007年よりももっと前からだから
映画にも、ジュゴンが出てきました
それこそ、人魚でした(笑)
美しかったーー
珊瑚の上にコンクリートブロックが
ドンっておかれる映像もありました
知事選でも、衆院議員選挙でも
移設反対の人が、圧倒的大差で勝利したのにーー
移設工事はより加速を増してました
反対運動してる人々の思いも逆撫でするようにーーー
沖縄の思いとは、無関係にーー
私は深いところまで理解しているわけではないので、自分の意見を言える状況ではないです(軽く決めれるような簡単な内容ではないとおもってます)
ただ、後半、泣いてました(笑)
悔しくて、虚しくてーー
coccoのメッセージの どんなに声をあげても拒絶しても
に通じる
なんとも言えない思い
言葉にできないけど
それでいいとおもってます
知らないこと、知ろうとしないことが
一番いけないこと
戦後70年
戦争は過去のものではないのです
心にしっかり刻み込みました
そして、辺野古基金への寄付という目的で、こちらの映画も全国で、再上映されます
是枝監督だったんだね
上映された時、まだ子供達ちっちくて
いけなかったんだーー
辺野古への想いも込めて
見に行こうとおもってます
かなりデープな映画館だけどね